不安や悩みって、理由が分かれば解消する。または解決に向けて動いていける。
例えば、何か物音がするとすごく不安で不安で眠れないけど、正体が何か分かれば安心する。
例えば、なんかとてもイライラするしイライラしている自分に自己嫌悪。けど、「あ、生理前だった」と気が付くと「仕方ないか」と思える。私の場合。
例えば、自分の上司が会議の資料について、やたらと細かいことを気にして、何度も何度も修正を指示してくる。命式を見ると、司禄星を複数持つ心配性さん。自分が社長に何か言われるのが過度に心配なんだなと納得する。
子育てだってきっとそう。
算命学は、循環暦で、もう何千年も前から循環しているのに、何故か当たっている不思議。現代科学の力では説明しきれないことってまだまだあるんじゃないか。占いを馬鹿にする人は、自分が全てを知っている全能の神だとでも思っているのかな？
でも、矛盾する様だけど、当たっている当たっていないじゃなくて、納得する道具として使えばいいと思うんです。
まだ駆け出しの鑑定士ですが、友人などのお子さんの悩みを聞く中で、納得した瞬間に立ち会えた事例をご紹介します。
私の息子の話
息子ついては、本当に悩みました。
まず、忘れ物が多い。勉強はできなくはないし、人から見たら全然分からないから、ちょっとおっちょこちょいレベルで、「心配しすぎでしょ？」と言われていました。
けど、親の肌感覚で、何でそれとそれが繋がらない？？？？ってことがほんとに多かった。たぶん、マルチタスクの仕事はできないんだろうな、っていうか人に迷惑をかけるんだろうな。
というのも、私の今の職場は、同じようなタイプの男性がたくさんいる会社で、何かを忘れちゃって仕事に支障をきたすんだけど、長年それで培ってきた人格のあらわれ方が様々で、悲しい事例をたくさん見てきました。
- とにかく笑ってごまかすおおらかさん。最初は好かれるけどミスが多すぎてだんだん距離を置かれる。
- とにかく隠す。忘れたことを周りに言えないから、席で電話できないのがこのタイプ。
- とにかく卑屈になってしまい、いつも謝っている。謝れば何でも解決（単に過ぎ去るだけ）できると思っている。
きっとうちの息子は、プライドは高いから、２番目になるんだろうな。とにかく、マルチタスクが必要な仕事につくのは考えさせなければ、と必死でした。
そして大学受験です。やたらと「旧帝大」にこだわるんですね。男子は今でもこだわるんですかね？
そして、かなりレベルが高そうな背伸びしないと受からなそうな大学を選び、夢みたいなことを言う。
結局夢で終わっちゃったけどね。
とにかく、夢みたいなこと 発言が多かったんですね。そして不思議ちゃん。
けど、命式を見て 「納得」 なんです。
辛さん
宝石ですよね。人間としての核となる部分。プライドが高くて当然ですよね。
辛酉
自己主張の激しい性格。頑固に自己の正当性や論理性を主張する人なので、研究者や学者と言った学問の世界に向いている。偏屈で融通の利かない世渡りべたで、現実的な仕事・ビジネス・事業家などの世界には向いていない。
男女ともに頭がよく、特に理数系の頭脳のため一つのテーマを追い求めて行くことに向いています。ですから、人間関係には気を使わないで済む世界で堅実に生きていけば、波乱のない人生が送れる。
うーーーーん。辛い。息子を見てきたのか。。。算命学
牽牛星
権威主義者、権力への追随
１つだから強くはないけど、「旧帝大」にこだわるのはこの星の作用か？
天胡星×２
空想と夢の世界を夢の世界で実現する才能があり、その時点で才能が得られなくても、遠い時間の経過の中で評価される。
生日天中殺
これを持つ人は、親に対して自分では普通にふるまっているつもりでも、親から見ると変わった、理解しがたい子供です。
そうか。不思議ちゃんで当然なんだ。
なんだか、いちいち納得しちゃって、この世の中を渡って行くには厳しい星なんだなーということが分かったよ。
先生になりたいって言ってたのを（そこまで強い意識ではない）、なんとかデザイン建築の方に方向修正できたのはよかったのかなあと思っています。
ほんとは、天胡星は、耳が良いので音楽がいいらしい。特に２つも持っている。けど、そういう環境じゃなかったからな。もし生まれていたのが音楽一家だったとしたら、ものすごい才能を発揮していたのかもしれないけど、それはやっぱり運とか環境とかなんだな。
ひとつ多くのお母さんに大きな声でいいたいのが、何の才能があるか分からないから、なるべく多くの人に接する機会を作ることがいいよ。ワンオペ育児はよくないよってことですね。
お母さんのストレスのためにもよくないし、どんな出会いで才能が開花するか分からない。
うちの子も、ひょっとして音楽が大好きな先生やお友達に出会っていたら違う人生だったかもしれない。
でも、とりあえず建築デザインで頑張ってほしい。
息子が何を考えているか分からないお友達のこと
お友達は、「三番目の息子が何を考えてるか全く分からない」と。
自分にとても反抗的だし、何を考えているか分からない。
時期的に言って、そうなっても仕方がない年なんだろうけどね。
「体育の先生になりたいって言ってるけど、ほんとに合ってるかなあ？」というのも相談の一つでした。
乙亥
子供時代に波乱に逢いやすく、ノイローゼになりやすい。
確かに、おばあちゃんの介護と身内に身障者がいらっしゃって、大変だなあという環境です。
玉堂星
まさにご本人が目指す先生にぴったり。特に体育でも、体を論理的に勉強するスポーツ科学なんてとてもいいんじゃないでしょうか？「日体大なんてどうでしょう？」と言ったら、願書を印刷しています、とのことでした。
宿命二中殺
生年天中殺と生月天中殺が揃うとこれになります。
親に問題があったり、親を理解できず、力も期待できません。
お友達が悩んでいる問題が、ここにありそうです。
親のことが理解できないから、「反抗」という手段で表現してしまっているのかな。お友達は多くて、楽しくやっていると聞きました。石門星が２つありますから、仲間作りは上手なのですね。
問題は親との関係だけ ということなのかな。そこで、こういう場合はお母さんの命式を見てみます。
乙巳
淋しがりや・孤独に恐怖を抱く。表面を華やかに装いそれを隠す傾向にある。何かに頼りたい、誰かに頼りたいという気持ちが強いけど、本音を言わない。
確かに本音が分かりにくいなと思うところがあるお友達ではあります。
禄存星×２
広く愛情をかける星ですが、お母さんの口調が「子供に全振りしたい」と言うことが多いのが気になっていました。愛情深いのとお母さん自信が何かに頼りたいのとで、過干渉になっているような印象を受けていて、宿命二中殺を持つお子さんにとっては、苦しいのではないのかなと思いました。
これは、やんわり、「早く親から独立したほうが才能が開花する子だ」という言い方しかいませんでした。
嬉しい報告
後日、お母さんから、「日体大に合格しました」とご報告がありました。
お母さんとの関係がたとえ少し距離があっても、命式に合った方向への大学へ進学し夢をかなえてくれれば親としては嬉しいこと。
また、よい方向で親から生活が離れられたこと。こうやって自然とうまく成長していくのだなあと感じました。
本当にがんばってほしいです。
担任の先生から「自分の意見を言わないけど」と言われて
お友達の娘さんは、高校の国際科に進んだのだけど、先生から「帰国子女が多い中、Rちゃんは自分の意見を言わないので埋もれてしまっている。何かに推薦したくても、Rちゃんが頭に思い浮かばない。もっと自分を出した方がいい」と言われた、と。
うーーん。これを聞いたとき、それぞれ個性があるんだから、それを分かってあげて生かすのが教師でしょ？とは思ったのだけど、お友達が先生の言葉に完全に同意しちゃってて。
私としたら、Rちゃんを知っているので、かわいそうだなと。
というのも、このお母さんもかなり過干渉というか、心配性なのか、かなり先回りして口を出しているタイプ。「はい、手を洗わなきゃね」「ケーキ食べきれる？半分にする？」ととにかく先回り。
そんな環境で育ったのに、急に高校生になって自己主張しろって、無理でしょ？とお話を聞いてて思いました。
Rちゃんは、どんな子なんでしょうかね？
丁丑
小さな灯が、陰性の土質の上で輝いています。美しさと儚さ。
他人に対しては寛大でのんびり悠然と対応していますが、自分には大変厳しく対峙します。興味を持ったことをとことん追求するようなところもあり、それで成功することもあります。
これを見てどうでしょうか？自己主張が強い帰国子女の中で、目立った存在になれる人でしょうか？頑張ったとしても相当なストレスになるはず。
玉堂星×２
物事を深く追及するタイプの人物に導かれ、そして本人も追及する職業につくことが命式に合った生き方。
中心星が龍高星
英語塾講師のお父さんの影響なのか、得意だったためか分からないのですが、国際科に進みました。それがあってるかどうなのか心配していましたが、これはぴったりだったようです。
お母さんの一番のお悩みは、「全く勉強しない」。
でも、私が思うに、お母さんの求めているような勉強をしていない が正解ではないのかなと思います。英語が好きだったとしても、本当に追求したいと思えるようなことに巡り合ってないのか、親が先回り先回りで、出会わせてもらってないのかな？というのが正直な感想でした。
貫索星
これは絶対にもっていると思っていました。お母さんのあんなに干渉されていて灯のような儚げな雰囲気なのに、どこ吹く風の部分も持つ。
ほんとに、ちょっとほっておいてあげたらいいのにな、と思いました。
このお母さんへのご提案は、「大学は下宿させてあげたらどう？」ということ。目の前にいたら絶対に口を出してしまう。見えない方がいい。
というもの、お母さんの命式はこれ。さっきのお母さんと同じところに禄存星があるのが興味深いですね。あと、ご本人には言いませんが、お母さんの命式の方が気になる点はたくさんありますね。結構この事例が多いような気がします。
一緒に生活してたら無理だな。さっきの子はうまく下宿できたけど、この子はどうだろうか？
お母さんは、同じ県内で下宿がいい、と言っていましたが、私としては、親が来れないような遠くがいいと思っています。
それから、２人の宇宙盤が興味深かったのでのせてみます。
まず娘のRちゃんから
そしてお母さん
重なり合う部分がありませんね。これはいい悪いではなく、そうなんだなと認識するだけでいいと思います。認識するだけで自然と行動が変わってくるから。
Rちゃん、おばちゃんは応援してるよ！きっと何か勉強したいことが出てくるよ♡
タンタンRちゃん、がんばれ！
ずっと自分の子育てが間違っていたと思っていた
この方は、私が本当に尊敬する方。人生の大先輩です。お医者様をされ、多くのお母さんの悩みの相談にのっています。たくさんの患者さんが救われてるのではないでしょうか？私も多くのことを教えていただいたことで人生が大きく変わった気がしています。
そんなこの方の長女さんの命式を拝見しました。
己亥
家庭や職業、自分の立場など一切の関りと縁を切って、常識にとらわれることなく自由に自分の思うままに生きることで運が伸びます。
中心星が石門星
まさに、仲間作りが上手。縦のつながりではなく横がいい。
玉堂星
先生や研究が魂を輝かせます。
この方は、特に悩んでいらっしゃるとお聞きして命式を見たわけではないのですが、出して差し上げたら、こんなことを教えてくださいました。
- ３人子供がいるけど、この子だけちょっと違っているから、子育てがいけなかったのではないかと思っていた。
- 最初は会社勤めだったけど、英語を研鑽して、大学で英語を教えながら仲間と学生のアイディアを支援するようなことをしている。
- 命式を見て、その通りの子供だったなと思えた。
私からしたら、お父様もご本人もお医者様。子供さんも立派に成長して、三人とも士業などされている優秀な方々で、子育ての悩みなんて全くなかったんだろうなと思っていました。欲しいもの全てを持ってらっしゃるような方だと。
私とはレベルはきっと違うのでしょうが、このような方でも悩まれることはあるのだなと思い、事例としてあげました。
お母さんと子供たちに元気になってほしい
私の先生は、「プロ鑑定士はお金を稼ぐ鑑定士のこと」というお考えの方で、無料で鑑定することを極度に嫌います。なので、生徒にも「今後は無料では観ないでください。無料で観てほしい人はそういう人のことろへ行ってもらってください」と仰います。
仰ることはすごく分かります。知識って目に見えない。今現在、口から出てくることは、お金はかかっていないので、「そんなの無料で教えてくれればいいじゃん」って普通はなりますが、そこまでにはどれほどの努力をしてきたかという立派な鑑定士さんがたくさんいらっしゃいます。
でも、「教えてくれたっていいじゃん」ってなっちゃうので、先生はそれと戦っていらっしゃいましたね。
ただ、私は、先日考えが変わったというか、自分は先生と考えが違う でいいじゃない？と思えるようになりました。
そのきっかけというのは、ある後輩との再会です。彼女は、子供のスイミングのインストラクターをしています。市の講師なので、報酬も安いようです。
「もっと民間でやったりしないの？」と聞いたら、「スイミングに関しては、お金がもうからなくてもやると決めたんだ」と。
どちらかといえばぽわんとしてる後輩ですが、しばらくあわない間に、強さと優しさが増した素敵な女性になっていました。流産を経験し、その後はお子さんは持たずに、ベビーちゃんや小さい子の先生をしています。
私も、別にそんなに生活に困ってる訳じゃない。本当に今の子供たちが気の毒でなんとかしたいと思っている。どれだけ役にたてるか分からないけど、お金よりそういう気持ちを大事にしてもいいんじゃないかと思って、こんなブログを書いてみました。
何かいい出会いがありますように。
鑑定のお申込みは、そっとここからご案内します。
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