三国志の諸葛孔明や漢の張良等の歴史に名高い軍師が用いたのが「十干」や「十二支」を組み合わせて使う古代東洋人の叡智を集めた学問です。
算命学は、約4000年前の中国大陸において成立し、その後古代中国国王家の帝王学として尊重され、処世術や軍略あるいは政治に用いられて、長い間「秘伝」とされてきました。
その秘伝の一部が「天中殺論」として日本で流行ったのはつい最近のことです。それまでは、門外不出の学問・思想として一子相伝で伝承されてきました。
古代中国人は、人間を人間という形にした個のエネルギー体であると考えました。太陽も月も星も大地も人間も同じ集合体であり、同質のエネルギーを持つというわけです。つまり人間は自然の一部であり、宇宙を構成している要素でもあります。
算命学思想によれば、人間の生き方として最善の方法は、自然に逆らわず自然のままに生きる、ということになります。自然は決して静止しているものではなく、常に動いており、しかもその動き方には一定の法則があります。したがってその法則を知り、それに従うことはより安全であり、また従うことが自然の力を利用することにつながります。
人間の行動の運命や変化には、目に見えない不思議な法則が存在していますが、その法則は算命学によって、実に理論的に解き明かされ証明されています。今日の科学技術を用いてもいまだに解明されていない多くのことを算命学を通じて知ることができるのです。
算命学では生年月日を用いて人間の運命を予測することができます。それぞれの人間が内側に有するエネルギー(気)を分類していくと、究極的には約3千4百万種におよぶ異なった意味が読み取れるようになります。
誕生の時、どのような「気」を天から授かったかにより、自らすすむべき道、生きる世界、目標が異なることになります。
算命学は、単なる占いとして捉えられない奥深い学問です。算命理論を知ることで、人間の不可解な行動、思考等が手に取るように解るのみでなく、世の中の動きすべてを読み解くことができるようになります。なぜなら、個人の想念の集合体が組織・集団であり大きくは国家なのです。したがって、個人を知ることで、国家・社会あるいは、企業集団の運命・動向をつかみ、今後起こるべき事態・現象を知ることもできるということです。
すべてのノウハウが凝縮しているのが算命学であり、学型の能力次第で、無限の可能性が出てくる学問です。
「十干」「十二支」と順番に勉強していくよ
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