私の通うはごろも鍼灸院の鍼灸師さんはとても不思議な人で、 前世は猫のなかったかとふんでいる私。 ボランティアで猫を保護しています。 団体に属しているわけでもなく、単独でです。 ほんとにふわっとさらっと肩に力が入らない感じで 「ふかふかの猫を発見したので、保護してきます」と。 そんな感じなので、鍼灸院には、里親を待つ猫ちゃんたちが 割といつも何かはいるって感じでした。 実は私は、一度もペットを飼ったことがなく、 生き物には、あまりいい思い出がありません。 例えば、 私と弟が猫を拾ってきて親に見せたら、 父親が鬼の形相で「すぐ捨ててこい!」 そして、紙袋に入れて父親が、 たぶん川のほう(ぼかしておこう)にバイクで捨てに行ったのでした。 お祭りでひよこ(昔は色んな色したひよこが売られていた)を買って 家で育てていたら、やせやせのほっそほそのニワトリになったのですが、 なんと、父親が働く鉄工所のおじさんが、 どっかに連れて行ったのでした。 あんなやせたニワトリ、どうしたのでしょうか。。。 一番ぐろい思い出は、 小学校のころ、猫を飼う友達の家に何人かで集まった時、 友達のひとりが、ちゃぶ台の上からジャンプ。 たまたま下に。。。。(涙) 彼女だから彼だか分からないけど、もがき苦しんて、 あわてた飼い主の友達は、 猫を持って右往左往。 その際、私のやっと買ってもらえた赤いかわいい靴の上に血がぽたぽた。 あー-----。 私悪くないのに、家に帰ったら母に叱られました。 そんなわけで、ペットには縁がないと思っていたのですが、 色んな事が重なり、「猫ちゃんなら飼えるかなー」と思っていたわけです。 そんな話を鍼灸師さんにしていたら、 「この子たちが保護されたみたいです♪」とメールが。 かわいいシャムが混じったらしき二匹の男の子と女の子。 「見に来ますか?」 「はい」 鍼灸師さんと日にちを合わせてさっとくご対面。 写真の白いほうの男の子を抱っこさせてもらいました。 この子、すごく人懐っこくて、抱っこさせてくれるのですよね。 かわいい。うん、かわいい。 でも、ペット初体験の私。とにかく色んな情報で頭でっかちになりがちなのですよね。 「シャムは頭がいいからさみしがり屋。一人が長いとうつ病になる」 とのどこかのサイトの記事が気になり、 この子たちは、不在がちじゃないお家で2匹一緒にのがいいんじゃないかなと思って、 お断りすることにしました。 少し経ってから、2匹とも、里親さん希望している人がいるって聞きました。 それで、もう一匹、岡崎のブリーダーの多頭飼育崩壊でニュースになってたうちの一匹に ご縁があったので、そちらにすることにしました。 その猫は、ノルウェージャンです。ふっかふかの人気の猫種。 すごーく性格も人懐っこくてかわいい子だそうです。 写真を見せてもらったら、めちゃかわいいの。 「この子にきーめた」 話がややこしいのですが、この子は、鍼灸師さんが保護したわけではなく、 保護猫団体のほうで管理されているものでした。 早速、そこの里親になれる条件を見てみると、私にはちょっときびしそう。 一人暮らしだしマンションだし、家庭訪問もある。 どー考えたって無理だわ。。。。 ってことでこちらもお断り。 結局、すべてお断りすることに。 あー、結局猫とはご縁がなかったなって、私の中では結論でした。 鍼灸院には、1か月に1回定期でいっているので、また診察にお伺いしました。 そうしたら、白いかわいいほうの子じゃなくて、女の子のほうがまだいました。 男の子は人懐っこいからすぐにもらわれていったんだけど、 この子はすごくおびえる子で、たぶん抱っこできなかったんだろうなあ。 一人遊びが好きで、お顔も超かわいい。 なーんか、まだいてくれたんだって思っちゃって、 トライアルならいいかなって思って、お願いすることにしたのです。
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