スクールサポーター日記 フィカス・ウンベラータ顛末記

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校内教育支援センター

私のいるところは、校内教育支援センター。文部科学省の「COCOLOプラン」の中で位置づけられるものです。

誰一人取り残されない
学びの保障に向けた
不登校対策

そんなことで、2025年の9月から開設されたお部屋。

私はその中で、町の予算がついてスクールサポーターとして配置されています。

最初に、「ここでやります」と案内された部屋は、まさに倉庫みたい。っていうか一般教室だけど倉庫として使っていた部屋。

埃臭くて、「子供を物扱いするんか!ふざけんじゃない!」と心の中で叫びました。

あ、あくまで、心の中です 笑

でも、自分でやれることをやるしかないなと、とにかく掃除と環境整備。

助かったのは、机の配置や物の置き方などは、そこまで煩く言われなかったので自由にさせてもらったこと。

まあぶっちゃけ、上の方も「興味がない。とりあえず決まったから開設した」というところなんでしょう。

ひたすら拭き掃除。今日も明日も拭き掃除。

そうしたらね、やっぱり空気が変わってきた。埃臭くなくなった。

そうすると、観葉植物、置きたいよね、となってしまった。

うちで増えたウンちゃん持ってく?

ということで、ゴムの木 フィカス・ウンベラータを置くことにしました。

今回の主役です。

校内教育支援センターの役割

COCOLOプランでは、「誰一人取り残されない学びの保障」って言ってるけど、まだまだ始まったばかりの仕組み。

うちのやり方では、あくまで自学自習の場として存在しています。

指導はしません。

個人的には、先生と補助の人が二人もそこにいるのに指導しないなんてとは思うけれども、そこは今後の課題です。今あーだこーだ批判しても仕方がないところかなと。

ここの現状は、自学できる子供とできない子が混在しています。

本当は、塾の自習室のように、みんな黙ってお勉強。

できたらいいよね。

でもそれって、「受験」という目標があるからできること。

学校にいけない理由が心の問題だけならいいけど、家庭の事情や本人の学力の問題があって不登校だった場合、そもそも勉強が分からないから不登校になってんのに、「6時間自習してなさい」なんて無理な話。

なので、給食だけ食べて帰る子もいます。

恋バナしてる子もいます。

親も担任の先生も、「勉強しなさい」って言って、ドリルとかどっさり持ってこさせます。

けど、やれないんですよね。1時間持ちません。きゃっきゃ、きゃっきゃしちゃって恋バナ始まります。

お歌も歌います。

私としては、家庭に事情があって大変な子たちが楽しそうにしているのを見ると、すごくすごく幸せな気持ちになります。

けど、黙々と自学をがんばっている子もいる。授業に出ていなくても、テストで高得点取れてる子もいるの。実際。

狭い空間の中で、どうバランスをとっていくか、悩みます。

苦悩の中の工夫

ここに来ているこの中で、全く勉強をあきらめちゃってる子もいます。

親や先生にドリルを持ってこさせられても、開こうともしない子もいます。

退屈ですよね。でも、なるべく長い時間いさせられる。

そりゃあ、友達と騒ぎたくもなりますわ。

寝たくもなりますわ。

そもそも無理です。

そこで、色々持っていきました。退屈しのぎの道具を。

一応興味を示してくれらのは、曼荼羅塗り絵

塗り絵は、リラックス効果もあり治療にも活用されているらしいし、一応「美術」の科目としても主張できる。

ぶっちゃけ、いかに勉強した体にするかで悩むところなんです。

ほんと、くだらないですよね。

次は、百人一首。

一人は興味を一瞬持ったけど、他の子が一緒にやってくれないから、あえなくさようなら。

そして、全くの不発だったのが、うまい棒川柳 笑

できた作品は、「面白い」って言ってくれたけど、自分で作るとなると難しいって。

そりゃあそうだわな。おばちゃんが悪かったよ。

そんで登場するのが、フィカス・ウンベラータです。

フィカス・ウンベラータのお世話

育てている人は分かると思うけど、どんどん葉っぱが出てくる。

私がハサミで切っていると、「やりたーい!」と言ってくれる子がいました。

切ると、白いドローっとした液体が出てくる。これ、ゴムになるよ。触ると手が荒れるよ。

けど、触りたい。あー、糸引く!

匂いを嗅いでみた。あ、お風呂に入れるやつのにおい!

いやあ、こんなに興味を持ってくれるとおばちゃんは嬉しいよ。

それからこの子は、毎日、「ほんとにかわいい」と言って、ウンちゃんを可愛がってくれるようになりました。

彼女は、ここに来始めた当初は、お友達と喧嘩し暴言を吐き、部屋の片隅で泣いていることもあったけど、今はそれがなくなりました。

家では自傷行為もしてるみたいですけど。

ウンちゃんのお世話をしながらお話してみると、植物や動物のことにすごく詳しいことがわかりました。

やっぱり何気ない会話って大事ね。カウンセリングじゃないのよね。色々話してくれるのは。

これを育てていると分かるんだけど、葉っぱを切って水に挿しておくと根っこが出てきて、それを鉢に植えるとどんどん育つんですね。増える増える!

そろそろ鉢に植え替えたいなーという枝も出てきました。

お家から鉢と土をいそいそと持っていき、植え替えることにしました。

事件

どうせ鉢に植えるなら見せてあげたいなーと思って、簡単に植えられるように土もいれた状態で持参しました。

きっと土埃もたつだろうから、あんまり人のいない時間帯で窓をあけて、と。

タイミングよく、可愛がってくれる彼女だけがいる時間が奇跡的にありました。

本当にいつもいつも、「葉っぱ、かわいい♡」と言ってくれる。

ふと、潜在意識には主語がないっていうから、毎日毎日、お家で言ってくれたら、自己肯定感も高まるんじゃないのかな?と。

「これ、持ってく?」

「えー、でも、いいのかな?」と遠慮気味。

でも本当にお嫁にもらってほしくて、お願いしました。

で、彼女はうれしそうにお家にもって帰ってくれました。

私が仕事を終えて、ゴルフレッスンを終えた後スマホを見たら、3件も学校から着信が。

コールバックしてみると、担任の先生から。

「Mちゃんが植物を先生にもらったって言ってるけど、本当かどうかの確認でお電話しました」と。

「はい。確かに持って行ってもらいましたが、何か不都合でも?」

「他の先生にも何かをねだったりするといけないから困ります」と。

えーーー?Mちゃん、おねだりなんかしてないし、する子じゃないです!

結局、担任は、Mちゃんに返すように言いました。

Mちゃんには本当に申し訳ないことをしました。

転んでもただでは起きないぞ

なーんでそんなに心が狭いんかねえ。

おばちゃんはショックだぞ。

一緒に育ててきた葉っぱをもって帰っただけじゃないか!何がねだるかもだ!

怒りがこみ上げてきます。

って車を運転してると降ってきたよ。新しい考えが 笑 いけない癖

出戻ってきちゃったあのウンちゃん。可愛くしてあげよう!幸せな子にしてあげよう!

ってことで、100均で乾燥を防止するもふもふを購入。

あ、花言葉の札もつけよう!

ここは、お金がかからない方法でやらないとまためんどくさいな。

ってことで、裏紙と割りばしで作ってセットしたのがこちら。

超かわいいんですけど。

もし今日、Mちゃんが退屈したら作ってもらおうかな?

案の定、今日も持ってきたドリルは全くやる気なし。

なので、やってもうらうこと、決定!!!! Mちゃんも、得意な絵を駆使して楽しそうにやってくれてる!

と、そこへ、いつも来ない担任が!!! 睨まれたー。

「すみません。勉強道具を持ってきてないと言うことでしたから」

はー、また怒られたよ。でもいいんだ。

っていうかさあ、勉強のやる気を出させるのはお前の仕事じゃん。サポーターの仕事ではなーーい!

結局、じゃーーん。

こんな素敵な感じに仕上がりました!

花言葉は、永久の幸せ

フィカス・ウンベラータの花言葉は、「永久の幸せ」

それもあって、ぜひ育ててほしかった。

毎日、「可愛いね」って声をかけてほしかった。

でも、しばらくは、ここで大事に大事に育てて、3月まで元気だったらまたお嫁にもらってもらおう。

卒業したらもう先生の言うことなんてきかないもんねーだ。

私も少し無理やりだったのかもしれないけど、今までの流れや子供の様子も聞きもせずの対応。

何が一体だいじなんだろうか?本当に疑問に思った出来事。

かなりへこんだけど、また頑張るぞ!

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