このツアーとのご縁
勤続30周年を昨年迎えた私。会社から5日間連続のお休みとお祝い金を頂ける。
お祝い金は、とうの昔になくなってしまったけど、お休みは、表彰されてから期限は1年。この5月まででした。
うちの部署は、比較的4月5月がお休みを取りやすく、去年同僚も4月に取ったから、なんとなく私も4月に設定し、阪急トラフィックの「4つのフェリーで巡る日本一周の旅」を申し込んでいました。
そのあと、この、ある著名な方と行く台湾の旅が、この方のニコニコ生放送で発表されました。
「あー、フェリーの旅と同じくらいの金額だな。もうお金も振り込んだし、台湾はずっと行きたかったけどご縁がなかったなと思っていました。
そうしたら、なんと、フェリーの旅の方が催行人数に満たなくてキャンセルになってしまった。それはそれでショックだったけど、「じゃあ、台湾行けるじゃん」
お休みの調整もちょっと気を使ったけど、でも気にしない気にしない。ここは行くしかない。
台湾の旅は、抽選ではあったけど、ラッキーなことに当選。
そしていよいよ旅行です。旅行の行程は、ある方の安全のため事前にはお知らせがありません。それがなんか面白くて。
申し込んだときは不安で不安でたまらなかった。だって、たぶんだけど、男性が多そうな感じなんだもん。
でも、旅行会社の人からメールが来た時に不安がふっとびました。
女性の方だったけど、その方が添乗されるということと、参加者も女性ひとりが何人かいるとのこと。
加えて、なんとなく女性なら分かると思うのだけど、言葉のキャッチボールの感じがなんだか私好み。
これは楽しい旅になるね!
羽田に前泊
出発は羽田空港。まあ、当然ちゃあ当然。
朝、7時台の集合だから当然間に合わないよね。
空港の近くに前泊することにしました。東京に住む娘が泊まっていいよって言ってくれたけど、ホテル前泊もいい経験と思って、丁重にお断りしました。
宿泊は、集合場所の羽田第2ターミナル駅から2つ手前の天空橋駅。
京急EXインです。
どこにでも素適な神社はあるもので、
ホテルは朝食は食べられるけど、レストランがありません。周辺を散策したけど、ホテル、レンタカー屋、クロネコヤマトの大きな建物、ガソリンスタンドしか目につきませんでした。
仕方がないからコンビニでカップラーメンっと。
さあ、明日の出発に備えて早く寝ることにします。
1日目
羽田から、台北松山空港へ。
フライト時間は3時間ちょっと。近いですね。
いやあ、とても揺れました。満席だったので、トイレに立つにも気を使いました。
松山空港では、ある方 が迎えてくださって、いよいよ一緒に台湾を巡る旅です。
まずは、芝山厳の見学です。
ここは、芝山厳事件 で襲撃され亡くなった6人の先生のお墓があります。
台湾の歴史にとって転換点となった事件です。
詳しくは こちら。
あまりいい写真が撮れませんでしたが。
夜は、北京ダックのレストランで夕食です。北平陶然亭 さんです。なかなか予約が取れない人気店だそうです。
個人の力では来られないようなところに連れてきてくれて本当に感謝です。
ホテルは、台北福華大飯店 に泊まります。
こんなにゆったり!
明日はいよいよ高雄まで行きます。
2日目
今日はいよいよ、旅の目的である高雄の紅毛保安堂へ参ります。
台北から高速鉄道で高雄に行きます。
台湾の高速鉄道の車両は、日本の新幹線の車両と同じ。全体としては、改札はフランスのシステムを使ったりしてハイブリッドです。
行きはビジネスで少し豪華に。
そして、紅毛保安堂 です。こちらの口コミに、安倍さんの銅像のことを投稿されてる方がいますね。マスコミとかには一切話題に出ないから悲しいなと思っていましたが、一般の方が教えてくださっています。
ウキペディアでは、こんな感じです。紅毛保安堂。
日本第三十八号軍艦の乗組員の方が祀られています。お話をお伺いした時点では、艦長のご遺族の訪問がやっとかなったらしいけど、そのほかの乗組員のご遺族は、ここに祀られていることすら知らないのかもしれません。
私の義理の曽祖父も靖国神社に名前はあるけど、遺骨ってないものって思ってました。戦後の日本。もうぐちゃぐちゃですね。ひとつひとつ総括していかないとと思うのだけど、忘れ去られて行っていますね。
そして、艦長のお写真です。
そしていよいよ。
いやあ、本当に晩年の安倍元総理にそっくりです。ほんとうに目のあたり、ほんとうに瓜二つです。
この銅像は、亡くなった当日にすでに建立することが決められたのだそうです。最初は、どちらかといえばあまり似ていなかったのだそうですが、頑張って頑張ってここまでそっくりになりました。
台湾で銅像を作る場合、通常は中国製になるのだそうだけど、いくらお金がかかっても台湾内で作ったのだそうです。
ここを管理する張さんは、なんと、ここが荒らされないようにここに住んでいらっしゃるそうです。台湾は、親中派と親日派に分かれている国(あえて国)。
八田與一さんの銅像の首が斬り落されたように、安倍さんの銅像だって何をされるか分かりません。
まさに、張さんの人生をかけた行いです。日本人としては、もっともっとこのことをみんなに知ってもらわないとと思います。
お守りを買ってきました。少しでもお金を使って来ようと思ったのだけど、大きなお札が使えない(お釣りがない)、カードなんてもちろん使えない。少し細かいお金の準備をしておけばよかったな。
次は、打狗英国領事館の見学です。
やはり領事館は、小高い丘の上にありますね。庶民を見下ろすのはデフォルトの様です。
景色がとっても良くて、天気もなんとかもってとてもいい観光になりました。
そして、今日宿泊する、寒軒国際大飯店 へ向かいます。
とても新しいホテルの様でした。すごく素敵。快適。バスローブはありませんでした。
そして今日の夕食は、頂鮮台南担仔麵 です。最高級のレストランらしいです!
今日も半端ない量のお料理。そして楽しいお喋り。
3日目
飛虎将軍廟。
ここは比較的有名ですね。
ウキペディアより抜粋
1944年、台湾に配属されていた日本海軍の杉浦茂峰・兵曹長(戦死後に少尉昇進)は零式艦上戦闘機三二型に搭乗して台湾沖航空戦に出撃。10月12日午前、台南上空で米軍機と空中戦になり撃墜される。彼は集落への墜落を避けるため郊外まで操縦してから脱出したが、落下傘で降下中に米軍機の機銃掃射を浴び、20歳で戦死した。軍靴には「杉浦」と書かれていて、その後、第二〇一海軍航空隊分隊長の森山敏夫・大尉の協力で、この飛行士が「杉浦茂峰」と判明した]。
死が迫る中で住民の命を守ろうとした杉浦氏を「神」と称え、地元の有志らは1971年にほこらを建てた。現在は毎日管理人が朝夕2回、煙草に点火して神像と写真に捧げて、日本の国歌『君が代』、午後は『海行かば』を祝詞として歌っている。
記帳してきました。
昼食後は、烏山頭水庫を見学しました。
八田與一さんの銅像です。いわゆる、胸から上とか立っている銅像はご本人が嫌がられたそうです。
後姿がなんとも素敵。
そして、嘉義駅から高速鉄道で台北へ戻ります。
本日は、一泊目と同じホテルです。
夕食は、甲天下 です。今日もすごい量!
4日目
今日は、ちょっとショックなことが判明した。
このツアーは、食事を 例の ある著名の方 と順番に同じテーブルで食べられるというなんとも贅沢な内容。
毎日、同じテーブルの人が発表されるのだけど、昨日まで私の名前は言われなくて、最終日だとばかり思っていました。
けど、今日は「じゃんけんで決めます」と。????
たぶん名前を言い忘れてたか、私が聞き漏らしたかどっちかかなあ。なんとか、「私まだなんです」と主張してじゃんけん枠のところに滑り込んだんだけど、その著名な方はそんなこと知らないので、ほとんど席にいらっしゃらなくて。
なんだか悲しくて泣けてきて、旅の最後が悲しい締めくくりではありました。
なんか、要領が悪いのかなあ。こんなことが多いけど、算命学的にも「土に潜る」人だから、きっと潜っていることが使命なのでしょう!
その方は、色んな事件に巻き込まれて、その当時はこんなツアーを開催できるとは夢にも思っていなかったので、大好きな台湾に一緒に来られただけでも奇跡です。
今後のご多幸とお活躍を心からお祈りしたいです。
さて、今日は台湾観光らしい一日でした。
さあ、その方とはここでお別れ。
いよいよ松山空港から羽田に帰ります。
後泊と感想
夜の10時ころ羽田空港を出て、前泊と同じ 京急EXイン にチェックインしました。
とにかくベットにへたり込む。でも、なんだか興奮して寝られない。
ニコ生をしばらく見てから寝ました。
翌朝は、無料の朝食を。
心なしか、まだコロナ色が残っている世間。日本に戻ってくると窮屈さを感じます。
このツアーは、相当マニアックな 変わり者の集まるところでした。
日頃あまり話せないネタを思う存分話してる感じがなんとも面白くて。
同志もできて、本当に良い経験をさせてもらいました。
コメント