菌ちゃん農法という、糸状菌の働きを使って無肥料で野菜を育てる方法は、SNSをやっていると結構目にしてる人が多いみたいだけど、私もその一人で、Facebookで出会い、農業には全く興味はないけど、なんだか文章の熱意に感動し、5,500円と言う破格のお値段で応援の意味で講座を購入したのでした。
うちには庭もないし、フルタイムで仕事もしてるため、「いつかやろう」程度にほかっておいたのだけど、少し時間があったので見てみたら、「これは日本がやばい。私もやらなくては」と思ってしまいました。
というのも、ほんとに日本の食料自給率はやばいみたいで、化学肥料が入ってこなくなることを考えると、ほとんどに人が餓死するという計算なのだそうです。
そして、子供が「土の味がする」といって野菜が苦手なのは化学肥料のせいだのだとか。それ、息子にも覚えがあるんです。子供って味が敏感で、なんかダメなんだよね。単純に好き嫌いだけかと思っていたけど、そういうこと?
もう目から鱗が何枚も落ちて、とにかくチャレンジしてみることにしました。
菌ちゃん農法の考え方
詳しいやり方は、提唱者の吉田さんが色んなところで講演をしている動画があるので、それを見ればいいんだけど、基本的な考え方を押さえると、動画を見る際分かりやすい。
まず、一番のカギになるのが糸状菌 というもの。
慣行農法では悪者になるみたいですが、この糸状菌(菌ちゃん)の力を使って、窒素を固定したりして肥料になるのだそうです。
糸状菌は、その辺の落ち葉や落ちている木の枝をはがしてみてみると、白い糸状のカビが見えます。これが糸状菌みたいです。これをいかに土の中で増やすかが決め手になるようです。
なので、まず、菌ちゃんがいそうな場所に行って菌ちゃんがついているようなものを集めてくることがおすすめ。吉田さんが言われていたのは、神社とか近所の公園とか。
そうして道を歩いていると、お宝がいるわいるわ。。。
今まで、汚いゴミと思っていたものがお宝に早変わり。
それから、次のポイントは、排水。べちゃべちゃになったら菌ちゃんが死んじゃうみたい。なので、畑の場合は側溝に水が流れる道を作ったり、周りに低い溝を掘ったりして、とにかくべちゃべちゃにならない環境を作ることが大切みたいです。
そしてもう一つ。空気。
糸状菌は、空気が大好きなんだけど、多すぎてもだめ。最初は意味分かんなかったんだけど、だんだんこんな感じかなあって思えるようになってきました。
空気は必要なんだけど、枝や粒の大きな肥料のもとになるもので、空間ができすぎるもの菌ちゃんにはよくないみたいです。吉田さんの言葉も、なかなかこの辺はしっかり聞かないと理解しにくい面がありました。
夫の実家で少しだけ菌ちゃん活動
夫の実家は、色々あって、お庭は古い建物を解体してそのままあまり整備されずにいます。
お義母さんが、少し野菜を作っているけど、まだ土地は空いているから少しだけお借りすることに。
っていっても、地面は瓦や石がたくさんあり、決して畑向きとは言えないんだけどね。
お借りしたのはここ。うーーん、もっと広いと思ってた💦
まあ仕方ないか。
周りに土を盛って、近所で集めた菌ちゃんの餌を乗せました。
あと、仙台の神社で買ってきた炭も。
最終的には、これにマルチをかけましたが、写真を撮り忘れた。もっと横に長く作りたかったけど、仕方ないね。
不格好です😢
家のベランダで菌ちゃんを仕込んでみた
吉田さんのおすすめが、荷物を運ぶ用のコンテナ。安いし深い。水はけもいいからかな。
一応こだわりで、色が黄色とか派手じゃないやつを探したら、カインズホームで発見。何色かあったけど、一応一番家に合いそうなグレーを2つ購入。
材料としては、
- コンテナ
- 土(オーロラ培養土)吉田さんおすすめ
- コンテナに敷くネット(土が出てこないように)
- 軽石
- 炭(土の改良のため)
- 葉っぱや木の枝(その辺に落ちてるので、雨に当たっているものがよい。菌ちゃんがついているとなおよい)
- マルチ(幅180㎝がおすすめ)
- マルチ押さえ
まず、コンテナにネットを敷き、その上に軽石を敷く
土を少し入れて、炭と混ぜてみる
土を湿らせる。ここで、いつもの家事の手法を使用。量が少ないので、ビニル袋の中で水と混ぜる
土の上に、枯葉や枝の菌ちゃんの餌を投入
餌が風で飛ばないように土を一番上にのせる
そして、マルチをかぶせる
畑と違う点は、土を湿らせておくこと。
畑の場合は、マルチをする前に一雨あてるのがよいそうです。たぶん、広いとなかなかまんべんなく湿らせられないのでしょう。
コンテナの場合は、しかたないからね。
もう中を混ぜたりしないので、やっておくことがポイント。
菌ちゃんが増えるまで待ちます。3か月くらいだけど、私は9月に種をまくつもり。
一か月くらいしたら、菌ちゃんがいるかどうかを確認します。
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